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「私は時々、思う…。何でこの高校に居るのか…。そして、時々…母さんを恨む…。」
千景の転入した男子校の龍月学園は不良が多かった。
喧嘩も日常茶飯事。そして…今日も教室では…。
「…よくもまあ、飽きないで喧嘩するよね…。あ~返り血が…。」
何だろ…。慣れてきた…。慣れって恐ろしいよね…。とうなだれていると龍飛の声が…。
「千景!危ねぇ!」
「えっ?ぎゃあああ!」
顔を上げると目の前には男子がこっちに倒れ込もうとしていた所だった。
「ど、どうする!?ぎゃあああ!間に合わねぇ!」
間に合わず千景も巻き込まれ机に飛び込んでしまった。
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