いきなりのピンチ

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「腹痛だから脱げない…。腹が冷える…。だから、俺は最後でいいや。」 その場に居た龍飛と隼斗はしょうがねぇな。と言う顔をしたのだが優翔だけは違った。 「あ、あの…如月君?ど、どうかした?」 優翔の視線が痛い千景は優翔に声をかけたのだが優翔は何も言わなかった。 「隼斗?隼斗達のクラス来ても良いみたいだよ。」 健康診断が終わった瑞樹が千景達を呼びに来た。 千景達は保健室へと向かった。 「はあ~~~…。」 魂までもが抜けそうになるほどの溜め息をつく千景。 「俺らが終わっても外で待っててやるから。」 優しい微笑みでそう言った隼斗の言葉が嬉しかった千景。
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