1274人が本棚に入れています
本棚に追加
/327ページ
「な、何かな~?」
平静を装う千景だが、内心は慌てまくっていた。
「お前、変な汗出てるぜ?」
「あ、あ~これ?大丈夫だぜ。ささ~本題へ行こうぜ~。」
混乱しすぎていて、キャラが崩壊気味の千景をよそに優翔は平然と喋った。
「お前、俺らに隠してる事あんだろ。」
その瞬間、辺りは凍り付いた。訳も分からず千景は聞き返した。
「えっ?今、何と?隠し事?してるわけねぇよ~。」
笑い飛ばす千景だが、優翔には通用しなかった。
「しらばっくれんな。」
「ホントだ。隠し事なんかしてねぇよ。」
だが、女だと打ち明けていいものなら打ち明けたいよ…。と千景は思っていた。
最初のコメントを投稿しよう!