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「あぁ、それなら聞いた事があるな、美しい乙女や人魚の姿をしてるんだろ?そして綺麗な歌声で船乗りを惑わせて・・・」
僕は気がついた
さっき見た黒髪の女性は
まさにそれと同じ
そして、あの悲鳴は黒髪の女性に見せられて狂ってしまった男
狂ってしまった男は船の操舵を誤り、このローレライの真下へと・・・
「ドラエモーン」
そう、そしてのび太はドラえもんを呼んだ。
ドラえもんは四次元ポケットから未来の道具を取り出して・・・
ドラえもん???
「やっと気がついたよ、もう」
「あ、あぁ・・・」
「すぐボーッとするんだから」
「所で、今なんでドラえもんって言ったの?」
「日本のアニメ、ドラえもんしか知らないから」
「なるほどね、でもおかげで正気に戻ったよ」
「それはよかった。」
「ねぇ、良かったらもっとその伝説の話を教えて欲しいんだけど」
「私もあまり詳しくはないわ、それに人魚・魔女・少女・セイレーンと、伝わってる話が多いのよ、一貫して言えるのは”ここは危ない水域だった”っていう事」
「なるほどね」
「それで?レディを前にして何をボーッと考えてたのかしら?」
僕は話すのを躊躇った。
それに、まだ頭の中で整理できていなかったのだ。
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