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部屋について
すぐにテレビをつけた
一人でいるのは苦ではないが、音がないのには耐えられないからだ
しかし、やはりテレビの音声はドイツ語で、さっぱり何を喋っているのかわからない。
何気なく時計を見てみると、時間は10時を回っていた
このまま寝ても構わないが、それだと何か味気ないと思い、ガイドブックに書いてあるカジノへ出かける事にした。
スーツケースからあまり着慣れていないスーツを取り出し、ネクタイを締める。
あーでもない、こーでもないと一人でやっているうちにかなり時間が経ってしまったようだ。
フロントに鍵を預けてホテルを出る、カジノまでは歩いて15分
程
ガイドブックを片手に歩いていたのだが、どうやら道に迷ったらしい
もう一度ホテルの方向へ戻る。
こりゃいかん、ホテルにも戻れなくなった。
最初こそ焦ったが、元々カジノへ行くのも単なる暇つぶし
暇つぶしに行って迷子になっても、どうせ暇なのだからと諦めた
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