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街中に流れる小さな川に沿って歩く
ここは日本ではなく、ドイツ
夜の空気も全然違う。
日本人の夜歩きは怖いというが、そんな雰囲気は微塵も感じられなかった。
街並が遠ざかって緑が多くなってきた。
どうやら街外れまで来てしまったらしい
ベンチに腰掛けて一休み･･･
そして明日の予定を立てようとガイドブックを見てると
「ｓｄｆｇ；ｒｄｌｋ！！」
不意に怒鳴り声が聞こえた。
「ｖｂｍｋｄｆ！！！」
一人ではない
「･･･ｗｅｒｓｄｆ。」
今度は女性の声
浮気か何かの痴話ケンカか？
「；ｌｋｊａｓｄｏｉｕ！！」
「ａｓｄｈｆｇ！！」
二人がドイツ語で言い合っている。私には何を話してるのかさっぱりわからない。
しかし、その何を言ってるのかわからない言い合いというか、その発音が楽しくて、その場でずっと聞いていた。
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