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二人で彼女の部屋を出て、車庫に回る
そこには昼間に乗った彼女の青いBMWと、赤いベンツがあった。
「2台とも君のかい?」
「あれは姉のよ。」
「お姉さん?」
「そう、一つ年上の姉がいるの、でも双子のように似てるから皆よく間違えるのよ。」
バタンッ
車に乗りこみドアを閉める
左ハンドルの車の助手席というのはどうも落ちつかないもんだ
、なんて思いながらシートベルとを締める…
「ねぇ、どのあたりなの?その痴話喧嘩を目撃したのって」
「暗くて良くわからないな…、あっ!ちょっと待って、ここだ!このベンチだよ」
「そう…」
そう言うと、彼女は1度軽くブレーキを踏んだが、すぐにアクセルを踏んでホテルへと向かった。
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