古城

2/3
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/39ページ
ノイシュヴァインシュタイン城 ディズニーの白雪姫などでモチーフになった綺麗な城。 綺麗な外観とは裏腹に、城内はまだ作りかけの場所が多数あるという。 僕達は早めの昼食を城下のレストランでとり、食事を終えたあと「ちょっと待ってて」と言うと、彼女がどこかへ消えてしまった。 「お待たせ」 『どこ行ってたの?』 「ここの警備員さんに挨拶にね」 彼女はまた小悪魔のような笑みを浮かべると、僕の手をとりレストランの出口へ移動した。 すると彼女はカウンターの前で立ち止まり「お会計は?」と声をかけてきた。 『もう済んでるよ』 と言うと、はしゃぐように腕を組んできた。 ふいに彼女の胸が腕に当たり、というか当たりまくり、僕は彼女と違う意味でニヤニヤしてしまった。 せっかく紳士な所を見せたのにと、一生懸命平静を装うように努力すればする程みっともない顔になってしまう。 そして幾度となく当たる胸 僕のスカウターはFカップをマークしていた。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!