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それも仕方ない。
僕自身、中学校で習った英語しかわからないのだ、だからどうしてもテンポが悪い
そして全てを理解しているかと言えば会話の6割程度しか理解していない。
早く言えばカンである。
そして5分後、服を着替え、少しだけ香水をつけてフロントへ向かう。
ほどなくして彼女も私服で現れた。
「ハィ」
「ハィ」
「;lkじゃsdぎおうtjmxvcb??」
「ごめん、ドイツ語はわからないんだ」
「ごめんなさい。じゃあ英語の方がいいわね。」
「あぁ、でも英語もあまり上手ではないよ。」
「確かに変ね。」
彼女は民家のようなレストラン・・・それはレストランとは言いにくい、喫茶店にコックがいるような、そんな雰囲気の民家だった。
僕はステーキ、彼女はソーセージとサラダを注文した。
彼女は大きめのボウルに入った「サラダ」という名の草や木の葉を食べている。
というのも、音が違うのだ。
パリッパリッという類の音ではなく、明らかに「バリッバリッ」という音なのだ。
量も半端ではなく、一般家庭の料理で使うボウルの更に二周り大きいサイズのボウルが出てくるのだ。
彼女はそれを美味しそうにバリバリと食べている。
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