安芸元 大樹

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(…何で急に切れたんだあいつ?)  雅が怒って帰ってしまった後オレはその場にしばらく立ち尽くしていた。  自分の中では結構仲良くなったつもりだったのに向こうそうでもなかったんだろうか?いや、でも最初は… 「あ~! 意味が分から~~ん!!」 ビクッ 『ど、どうしたんですか?』 「ん? おおーマンガ君」 「どうもです」  廊下のド真ん中で叫んでいたのでかなり目立ったらしくたまたま通りかかったマンガ君が話しかけてきた。 「いやーさっき花粉並みにムシャクシャするmy事件が起こってよー」 「はぁー」 「それよりマンガ君の方こそこんな時間までどうしたんだ?」 「はいっ。さっきまで漫画を書いていました」 (おー、さすがマンガ君) 「雅に見せるって言ってたやつ順調に進んでるのか?」 「後少しで完成なんです! だから家に帰ったら続きをしないと」
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