安芸元 大樹

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「せっかく雅の連絡先聞いたんだから頑張らないとな?」 「そ、それは漫画が出来上がったら直ぐに報告したくて。別に他意は無いですよ!」  少しからかうと、慌て出すマンガ君。 「ははっ、冗談だよ。こんな遅い時間まで頑張ってんだ。真剣な事ぐらい分かるって」 「あ、ありがとうございます。 それじゃそろそろ時間なんで」 「おうっ漫画頑張れよ!」 「はいっ」  マンガ君は元気よく返事をして急いで家に帰って行った。 (しかし、マンガ君と話すと"まんが"って単語ばっかになるなー)  ん?そう言えばマンガ君こんな時間までどこで漫画描いてたんだ?  校内を巡回した時、図書準備室には居なかったしな。 「ま、いっか」  少し疑問に思ったけど気にせずオレは雅が投げて帰った木刀を拾い部室に向かった。 ……………… ………… …… 『イイ事聞けたぜ。見てろよあの女』 PiPiPi プルルルプルルル 『おう俺だ俺。明日仲間集めろ。え? 何でかって? 明日は楽しい楽しいパーティーができそうだからだよ』
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