安芸元 大樹

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チュンチュンチュン 「うわっもうこんな時間だ! 徹夜しちゃたよ」 『健太ーそろそろ朝ご飯食べないと遅刻するわよー』 「うんっ分かったっ。今行くっ」  漫画描くのがはかどって、夜が明けたのに全然気付かなかった。早く着替えて学校行く準備しないとっ。   「行ってきまーす」 『はーい、気を付けてね』  僕は直ぐに制服に着替え朝ご飯を食べて家を出た。 (この調子だと今日の放課後には完成できそうだ)  漫画描く場所を提供してくれた先輩に感謝しなきゃ。 『コラー! あんたら、何学校抜け出そうとしてるのよ!』 『あかんっ、七宮さんにバレたで!』 『くそっ、どうするアキちゃん!?』 『とりあえず一旦バラけて例の場所で落ち合うぞっ』 『『了解!』』 『待ちなさーい!』  …朝から凄いの見ちゃったな。さっきの安芸元先輩だよね?
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