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「気持ちっ悪ぃ!」
バキィッ
「ごふっ!」
「チッ、こいつの口から聞き出した方が面白れーと思ったけど、もういいや」
カハッ…ガハッ
「か、金ちゃん……こいつ血吐いてるぜ?」
「うっせー! 大した事ねーよ! それよりこのゴミから携帯奪い合い取れ!」
「で、でも…」
「早くしろっ!」
「わ、分かったよ」
ガサガサ
命令された人達が、戸惑いながら手をのばして僕のポケットを漁りだす。
「…触…ガハッ…るな」
(渡さない、絶対渡さない。)
「……う」
「な、何なんだよこいつ」
僕は無意識の内に取られそうだった携帯を両手で握り締め、甲羅のように丸まっていた。
「……じょ、上等じゃねぇか。死ねやっ!!」
「か、金子っ!」
ガスッガスッガスッガスッガスッガスッガスッガスッガスッガスッガスッガスッガスッガスッガスッガスッガスッガスッ
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