安芸元 大樹

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「全くっ。何で朝から学校来といて直ぐに抜け出そうとしてんのよ」 「別に良いじゃねーか! 1・2限自主だったんだからよ!」 「私が委員長の間はそんな事許すわけ無いでしょ」 (くそーこの堅物女がっ) 「何?」 ギロン 「いえ何でもごさいませんよ恵子様」 (…ゾ、ゾクッと来たよ)  オレは1・2限が自習になったから、一と卓と一緒によく行く喫茶店に直行しようとした所、校門を出るのを恵子に見つかってしまい散々追っかけられた挙げ句捕まってしまった。 (あいつらに昨日の雅の事相談しようと思ってたのになー)  恵子めっ、3人バラバラに逃げだしたとたん完全にオレをロックオンして追いかけてきやがってっ。 (お前はハンターか!) 「何?」 ギロン 「本当に美しいですね恵子様は」
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