安芸元 大樹

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「でも一と卓はどうすんだよ?」 「あいつらはあんたが来なかったら普通に学校に戻ってくるでしょ」 フフーン♪ (何だ? 殺気…じゃなくて、さっきまで凄い目してたのに急に機嫌よくなったな?)  獲物であるオレを油断さしといて、チャンスがきたら一気に狩る作戦か? 「アキっ!」 「はい! 何でも無いでありますよ!」 「…? 何気持ち悪い事言ってんのよ! それよりあれ!」 「んあ?」  オレは恵子が指差す方を向き、 「公園で人が倒れてる!」 「あれは!?」 ダッ  急いで公園に向かった。
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