始まりはいつも突然

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「………………………」 「おい、何さっきから黙ってんだぁ。こっちは昨日仲間が 「バキィィン!!」 「うおっ!? てめー今井さんに何っ「ドコォォォン!!」 「何で叫びながら殴「ゴキャャャャン!!!」 「大丈夫かいお嬢ちゃん」  決まった。完璧なまでに決まった。これ、もはや反則じゃねっ? 「……な…何で…自分で…効果音を……」  ふんぬっ! 「ぎゃああああああ!」  やれやれ、このザコキャラCは。ザコでCのくせに、粘って変な事をくっちゃべりやがって……。  読者様に、余計な不信感を与えるな! なんか音が有った方がインパクト強いだろうが! 第一印象は大事だろうが! 「読者、そしてお嬢ちゃんにモテたいだろうが!!」 「よーうアキ。助かったわ。でも、登校中にそんな醜い願望を大声で発表するのはどうかと思うで」  ………へっ? 「で、お嬢ちゃんってなんや? ボケ? 朝からテンション高いなぁー」  この標準語と大阪弁が混ざった独特の喋り方 …まさか
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