「なんで俺に言ってくんの?」

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「あぁ、火山灰巻き上げながら進んだせいで辺りを黒くしてったってやつだよね? 確かにレオっぽいね!!」 あははと笑う赤瀬を、ケイが微妙な顔で見つめているのが面白い。 「……あ、私たちもそろそろ音楽室に行かないと!」 と赤瀬がいそいそと教科書などの準備を始めた。 周りを見ると、教科書を手に教室から出ていくクラスメイト達。 それを見て、俺もバッグから教科書を取り出す。 「…あれ!? どこだっけ!?」 バッグを漁るケイを尻目に、俺と赤瀬は席を立った。 「遅刻すんなよぉ~!」 赤瀬の煽りに、焦るケイ。 そんなケイを尻目に俺達は、廊下に出た。
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