猿の手

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万年、開店休業中の我が、大塚探偵社に久々に依頼が来たのは、1月も終わりに近づいたある寒い日の昼過ぎだった。 「よぉ、探偵おるんやろう?」 そう言って事務所のドアを開けてズケズケと入って来たのは、刑事の中野だった。
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