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「どうしたの?」
「もしかして、その召喚術は言葉がわかるようになる効果とかない?」
「あら、よく解りましたね。貴方の世界にも魔法が存在していたのですか?」
「いや、魔法関連の伝説の文献とか漁っていたから、本当にあったのかはわからない。」
「そう。とりあえず、話を戻しますけど、異世界から来たのならば貴方逹を還す方法を探さなければいけないわね。」
彼は頭を掻きながら 「それなんだよなぁ。」
と彼らが悩んでいると突然水色の髪の少女が
「ねぇ。方法が見つかる迄の間、この学園で生活するのはどうかな、学園長。」
どうやら此処は学園で、先程から話をしていた老婆は学園長らしい。
「あら、それは良いわね。という事でいいかしら?」
「まあ、それしかなさそうだしな。アイツも賛成するだろうし。じゃあ宜しく頼むよ。」
「わかったわ。じゃあ早速、手続きをしなくちゃ。あ、挨拶が遅れたわね。私はスペリア・フレグランスよ。学園長をやっているわ。」
次に赤髪の青年がニカッと笑いながら
「俺はアレス・ウォルグランツだ。」
金髪の少女は
「私はセリア・レイナートですわ。以後お見知りおきを」
水色の少女は
「私はレーナ・クレセンティアだよ。」
とそれぞれ挨拶をした。
そして、彼は返すように
「俺は、ユウセイ・キムラだ。んで、もう一人の眼鏡をした奴がヒロキ・オカモトだ。こちらこそ宜しく。」
こうして、ユウセイ逹の学園生活が幕を開けた。
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