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心細いような気になりながら喉の渇きを癒すべく身体を起こした。
ぐにゃりと視界が歪む。
ずいぶんと高い熱を出しているらしい。
まるで身体が自分のものではないようだ。
歪んだ視界のまま床に打ちつけられた身体を鈍痛が貫いた。
小さく呻いてからより重くなった身体を持ち上げてつい先ほど転げ落ちたベッドのふちを掴んだ。
何かものを掴まなければ立ち上がれそうもない。
ぐいとありったけの力を込めてなんとか立ち上がるとふらふらと壁にぶつかりながら備え付けの小さなキッチンへと向かった。
たった二メートルほどの距離にもかかわらずこんなにも遠い。
あともう少しというところで悟空はそのまま床にへたり込んだ。
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