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あるところに人魚のお姫様が居ました。
彼女は人魚の姫の一番末っ子で、外の世界を夢に見、15歳の成人を迎えたその日、航海をしていた王子様と運命の出会いをしました。
しかし王子様を乗せた船は嵐に見舞われ、難破してしまったのです。
姫は王子様を助けて岸まで連れて行きましたが、海岸沿いにある教会から人がやってきたので慌てて海の中に隠れました。
教会から出てきた一人の少女が王子様が岸に倒れているのを見つけ、介抱していると王子様が目を覚ましました。
そして王子様はその少女が自分を助けてくれたのだと勘違いしてしまいました。
そんなこととは知らない姫は、王子様に会いたいが為に海の魔女に声と引き換えに人間の身体にしてもらいました。
二度と人魚には戻れない。王子様と結婚できなければ海の泡になって消えてしまう。という条件付で。
そして再び王子様と出会い、王子様は姫を城へ連れて帰りました。
しかし姫は海の魔女に声を渡してしまったので王子様に名乗る事さえ出来ません。
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