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待ってましたとばかりに先輩の目は輝き、にやりと笑った。
｢実はさ、隆史が女の子とふたりで歩いてるのを見た奴がいるんだ。｣
予想通りの小さな噂に思わず笑ってしまった。
｢そんなこと、隆史にはよくあることなんじゃないですか？｣
その質問にも先輩の目は輝く。
｢それがさ、１度や２度じゃないんだ。怪しいと思うだろ？その女の子、誰だと思う？｣
｢へっ？？｣
ざわざわざわざわ…
｢ゆうだよ。｣
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