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そして次の週の日曜日、朝から駅で待ち合わせ。
遅刻…できるわけなかった。そんなことしたら1日中文句の嵐になる。
だから早起きして……いや、嘘。本当は緊張して寝れなかった。
理由はどうあれ、好きな人ての初デート。緊張しないはずがない。まあ期待はしてないが。
待ち合わせ時間の30分前から待機してた俺は時計台の下でひたすら時計を見ていた。
10分前になると彩香が来た。
初の私服姿。……いいな。センス良くまとめられた私服を遠くから眺めていると彩香が気付き、近づいてきた。
「なに鼻の下伸ばしながら待ってるのよ。エロ犬!恥ずかしいからその顔やめてよね!?」
「お、おう。」
「まあいいわ。とりあえず行こう!」
こうして俺は初デート?に向かった。
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