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中に入ると、かなり暗くなっていて嫌な雰囲気が漂っていた。
彩香はさっきから引きつった顔で手を握りながらうつむいている。
……かなり怖いんだろう。会話もなくひたすら歩く。
そろそろ何かしら出てもおかしくない。
と、その瞬間!白衣を着たゾンビらしきものが声を上げながら襲い掛かってきた!
「きゃゃぁぁぁぁ~~~!!!!!!」
悲鳴をあげて座り込んでしまった彩香。ゾンビは通り過ぎ、たぶん次の人たちを脅かしに行ったんだろう。
「……彩香大丈夫か?」
「う…………」
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