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「そういえば返事がまだだったね。」
「……返事?」
「返事は“YES”よ…」
「何のことだよ?」
「だ~か~ら~、入学式のときの返事!」
「それってまさか…」
「早く気付きなさいよ!アンタと付き合ってあげる!」
「本当か!?」
「嘘なんて言わないわよ!えと……ヨロシクね……頼…人……」
俺は驚きと喜びで何も言えなくなった。ただ無言で彼女を見つめるだけだった。
頼人…そう呼んだ彼女の顔も夕日のせいで真っ赤になっていた。
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