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かなりスケールのでかい城を作ったせいで、けっきょく夕方までかかってしまった。
休憩なしで作り続けて最後まで完成させて……まあちょっと妥協したけど、一応完成。
満足した俺達は砂浜からあがり、コンクリートとの塀の上で座って海を眺めていた。
「はい!馬鹿犬の分!」
彩香が冷たいジュースを買ってきてくれた。
「ありがとう。疲れたな。」
「でも楽しかったわね!」
「そうだな。」
並んで海を見る。夕陽が反射されて少し眩しい。だけど綺麗だった。
「あの………さ…、よ、頼人は……キスしたことある……?」
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