大きな花火

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60億個の線香花火 1つひとつはとても儚く 人の力で消すことも、 光り続けることもできる 2つの線香花火があるとき 互いの花火が支え合えば 消えることはないだろう だけどどちらかが 手をかざさなくなったとき 2つの花火は消えてしまう 1つでは光り輝くことは 難しい でも誰かが 手を差し延べれば 光は長く輝くだろう もし60億個の花火 全てが 手を差し延べ合っていたら 全ての光は輝き続ける そんな風景(せかい)を 見てみたい 誰かの手によって 消された花火の分 他の花火は 光り続けなきゃいけない 支え合って 重なった60億個の 線香花火は 大きくなり 輝きを増して 宇宙という暗い所で 青く光り続ける 地球という花火になった。
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