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「おかえり」
母親が昼食を作っている。
「今日は早かったのね」
早かった?
当然だろう。
あんなことが教室で起こったら。
「友達が、死んじゃったんだ…」
瑠香は母にそういうと、自分の部屋へ走った。
瑠香はふと思い出した。里美があんな体になってしまった後のことだ。
~~~~~~~~~
「なんで、渚どうしちゃったの!?」
渚はこんなことする
人ではないと
親友である瑠香が
いちばん知っていた。
思っていた気がしてた
だけかもしれない…
「邪魔者なんか消えればいい、ただそれだけのことでしょ?こんな素敵なチカラを使わないでどうするの!?」
もう渚じゃない。
瑠香はその場に
立ちすくんだ。
「もはやこれはお互いを殺し合う予言ゲームなのよ。昔から傷つけあう戦いに興味があったのよ!」
「なら…」
瑠香は渚を見て
言うのだった。
「私はあなたの言う予言ゲームに参加する。このチカラをこんな人を傷つけるために使う人を見過ごせない!!また前の渚に戻すよ!」
瑠香は渚に対して
宣戦布告したのだ。
「アタシは昔からこうだった」
「いいや、違う!絶対戻してみせる」
~~~~~~~~
予言を利用して
戦うなんで、
ホントは自信が
なかった…
でも戦うしかないのだ
渚の正義感が
許せなかった。
なによりも渚を
救ってあげたかった。
瑠香はケータイを
取り出して、
自分の電話番号に
電話した。
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