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「こんばんわ。ちょっと良いかな? 時間ある?」
自分の家に向かってとぼとぼと歩いていたら、突然前から話かけられた。
声におどろいて、顔を上げたら、茶色い髪の毛をした、スーツを着たお兄さんがたっていた。
男の人にしては綺麗な顔で、白い歯を見せて、にっこり人なつっこい笑顔の人だった。
「突然声かけたりして、ごめんね~。高校生? 今から帰るとこかな?」
「はっ……はい」
「ちょっとだけ良い? 君、知的そうな感じだけど、絵とか興味ない? 好きな絵とかある?」
「絵ですか?」
「うん。絵画。見た事ない?」
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