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「私、光太が好き」
私は真樹ちゃんの言葉を聞いて、びっくりして、顔を上げた。
真樹ちゃんは真っ直ぐに壁を見て、怒ったような顔をしていた。
表情が笑ってないおかげで……真樹ちゃんが真剣に言っているのがわかった。
「……光太……って、秋山くん?」
私はそれだけの質問を、口の中をカラカラにしながら言った。
真樹ちゃんは私の方を見ないで、コクンとうなづいた。
真樹ちゃんの告白を聞いてから、心臓の鼓動が早くなり、指先の血管までドキドキと、脈打っているみたい。
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