第二十五章/金色の景色

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【稲林 高校/屋上】 (太田) 『はぁ~・・・』 (藤近) 『どうした!?』 (太田) 『いやぁ・・・ 昨日近くの ゲーセン行ってガチャポン やったんだよ・・・ したら・・・ 同じ物が三回 出たんだよ!!』 (藤近) 『かなり運悪いな・・・』 そんな話しを してると・・・ (松岡) 『太田!! さっきそこで うちの下の奴らが 鳳欄の奴らに やられたんだよ!! どうするよ!?』 (太田) 『あぁ・・・ お前に任せるよ』 (松岡) 『お...おう』 [タッタッタッタ...] (藤近) 『何だ・・・ 行かないのか!?』 (太田) 『あぁ・・・ 行かねぇ・・・ 藤近君・・・ 何で夕日って・・・ 輝いてはすぐに 終わるんだべな??』 (藤近) 『あん!? 何言ってんのお前!? 藤近君って・・・』 (太田) 『いや夕日は・・・ すぐ一瞬の輝き なのに・・・ その金色の輝きが 一番綺麗なんだよ』 (藤近) 『夕日か・・・ そろそろ 俺らも輝くか!?』 (太田) 『輝くって!?』 (藤近) 『街を出るんだよ 夕日として・・・ 街を出て・・・ 朝日となって 街に帰って来るんだよ!!』 (太田) 『いいなぁ・・・ 街を出てどこ行く!?』 (藤近) 『どこでもいいべ 適当に行こう・・・』 (太田) 『そうだな・・・』 そして・・・ 太田達は急に別れを 稲林に告げた・・・ 数々の伝説を 残して・・・ 金色に輝く夕日が 一番輝く時に・・・ 誰かが言った・・・ 【金色に輝く時は 今の10代だ・・・ だからこそ・・・ 見つけるんだ・・・ 自分だけの・・・ サンクチュアリを!!】 ・・・・完・・・・image=54986038.jpg
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