第一章/暴力覇王入学

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春の季節、 希望に胸を膨らませ た新入生達が 入学して来る・・・ この 【稲林男子高校】も 例外ではない... 【稲林男子高校】 [2年D組] AM:9:30分... (生徒A) 『大変だぁ~!! タッタッタッタ...』 [ガラガラ~] (生徒B) 『なしたのよ!? そんなに慌ててよ!!』 (生徒A) 『ハァハァ... ひ...東地区から、 あの...暴力覇王が 稲林に入学するんだ ってよ!!!!』 (生徒B) 『なに~っ!!?? あの中学から数々の 伝説を残してる... 暴力覇王がか!?... 』 (生徒多数) 『オイオイ!! お前らが言ってる、 暴力覇王って誰よ!? たかが一年だろ...』 (生徒A、B) 『お前らは東地区 出身じゃねぇから 言えるんだよ!!! 俺らはアイツに 出会わないように ここ、 西地区の稲林に来た んだぞ!?』 (生徒多数) 『で... その暴力覇王っての はどんな奴なんだよ!?』 (生徒A) 『お前ら話し聞いたら 腰抜かすぞ~... いいのか!?』 (生徒多数) 『良いから早く言えよ~!!』 (生徒A) 『俺もよ・・・ 顔は見た事なくて 後輩から聞いたんだ けどよ... なんでも中学一年の 頃から身長が 170センチもあってよ... 体重が90キロもあった 巨体でさ!! 当時から 相当 目立ってたわけよ...』 (生徒多数) 『それで!?』 (生徒A) 『それで目立ちすぎて 当時の猫屋中学の頭 【佐々木】が 放課後シメようと 覇王を 呼び出したんだよ!!』 (生徒多数) 『そしたら!?』 (生徒A) 『そしたら.... 見事に佐々木と そこに居た三年 8人が、 地べたに 寝っころがってたらしいぜ!! 』 (生徒多数) 『まぁ・・・ すごい事は すごいけどよ!!! それぐらいなら うちの【辰吉】さん でも出来るだろ!?』 (生徒A) 『まぁ待て!! この話しには 続きがあるんだよ....』image=50524381.jpg
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