決めた別れ

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そのバイバイは、いつもと同じだった。 また、明日も会えるんじゃないかってくらい。 「勝手にしろ!バカ!」 だから、精一杯何時もの言葉で返す。 それ以上の言葉は、涙が邪魔して出なかった。 それは卒業式のあと。 真っ青な空が、桜が似合う泣きたくなるほど快晴だった。 本当は、卒業おめでとうと言いたかった。 そっとポケットにしのばせていたクラッカー。
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