年下の彼(?)

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「タケルは、高校決まったの?」 ある日、私は何気なく聞いた。 「うん。県外に特別支援学校あるから、そっち行く。」 え…って声は押し留めた。 声に出せばタケルにはすぐ分かっちゃうから。 「なんで、県外?こっちにもあることあるんでしょ?」 そしたら三つ編みをぐいっと引っ張られた。 「ミナホ~もしかして寂しい?」 「そ、そんな事ないわよっ!」 いつも、強がってタケルに本音の言えない私。 「だって、寂しいって顔してるもん。」
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