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予想以上に井上が欲情してしまい、あまりいい話が書けなかった、と呟きながら部屋を出ていった。
ということはこの空間には二人きりだし、欲情した井上となると事が進めやすい。
「あきらぁ……んっ」
そういって俺の首筋に痕を残す。こんな井上は俺しか見たことがないだろう、潤んだ瞳にピンク色に染まる頬と身体。
「かわえぇな……」
「明っ好…き、ふっ」
積極的に濃厚なキスを繰り返す。こんな奴を一晩中抱けるなんて、幸せだけど、よく俺の身体が持つものだと思う。
「ちゅ…くちゅ…ふ」
銀色の糸が伸び、井上は身体中の力が抜けたかの様にヘタリとした。
「休んじゃいかんよ、見られて欲情したんはお前やん」
「ちゃぅ……明が…」
「俺が…何?」
「…欲しかってん」
そう、こんな可愛い井上は俺だけが知ってればいい。
君も、ここまでな。
じゃ
ドアは確り閉めて帰ってな?
end
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