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哀希が体を起こして
文句を言っていると、
琉哉はポカンとした顔をしていた。
琉哉「な…哀希…。
あははは。」
な、何笑ってんのよ!
なんかむかつくぅ!!
いきなり起こされたことと、
意味がわからず自分で笑われていることで哀希の怒りに拍車がかかった。
そんなことは露知らず、
哀希がムカムカしているのを
尻目に琉哉はお腹を抱えて
笑っていた。
まだ笑い続ける琉哉に
痺れを切らして、
哀希は叫んだ。
哀希「なんで笑うのよっ!」
哀希が叫ぶと、
目尻にたまった涙を指で
すくいながら、
お腹を抱えて笑う琉哉は
笑うのをなんとか止めた。
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