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ピピピピッ ピピピピッ
「ん~…?」
朝か…起きないと…
………んっ?此処どこだ?
「っとぉ~‥確か‥楠木さんの家だ…。」
だんだん思い出してきた…
俺は昨日厄介なことに巻き込まれて疲れてしまった体を休めるべく、楠木に風呂借りてそのまま案内された空き部屋で眠りについたんだった。
「あ…着替えどうすっかなぁ…。」
俺は昨日、学校帰りのままだったから服も下着も持っていない。
「困ったなぁ…。」
ピンポーン
ん?誰か来たみたいだ。
僅かだが話し声が聞こえる。
「楠木さん、こんな古着もらってくれるんすか?」
「えぇ。わざわざありがとう。」
「いや~お礼言うのはこっちっすよ。どーもっす!!」
「いえいえ、じゃあまた。」
「はい。では~。」
ガチャリ …今のは誰だ?
話し方、声、態度からして男の後輩っぽいが…
コンコン
「あ、はい。」
「入って大丈夫かしら?」
「はい。大丈夫です。」
ガチャリ
「おはよう!」
「おはようございます。」
楠木は大きな箱を持っていた。
「和志君これね?あたしのお店の子がいらなくなったからくれた服よ。よかったら使って頂戴。あと下着もあたしの店から何枚か取ってきたわよ。足りなくなったらまた言って?」
…店?
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