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「毒舌って、言葉知ってる?」
「馴々しいって言葉知ってる?」
高谷君に珍しく笑顔で、尋ねる。私は自分の髪の毛を束ねながら、高谷君を見る。
高谷君は、髪の毛をかきながら、何か困っている。
「イヤ……あのさ、出来れば友達になりたいなぁって。」
「友達??」
誰か辞書持ってないかな?友達って何だっけ?
「そ!友達!!」何故か嬉しそうに笑う高谷君。私は、眉間に皺が寄る。
「その必要はない。」
「何で?空は、一人が好きなの?」見た目とは、裏腹に純粋な高谷君。何気に、呼び捨てされたし。私には、分からない。何でこんな風に笑えるのか。何でこんな風に人と話ができるのか。私なんかと、友達になって何がしたいのだろうか?
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