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そのような目で見られて、少し緊張しながら思い付いた名前を幾つか思案しながら少年の風貌に似合う名前を考えていると
「………グレイ・フォレスト…なんてどうだろう?フォレストは森で生活してるからで、グレイは私の名を少し変えただけだが……
気に入らなけれ「それがいい!!」…そうか。」
言葉を被せながら興奮気味に了承した少年(グレイ)は、嬉しそうに何度も新たな自分の名前を呟いていた。
フレイも多少の不安はあったが、こんなにも喜んでくれるとは思っていなかったのか、
安堵するとともに内心では先程まで怯えていたグレイが好意に接してくれるのを喜び、静かに微笑んだ。
そんなのんびりとした時間を過ごしているとフレイは
「それではグレイ?私はそろそろ街に帰らなければならないのだが…」
「えっ……そう…だよね…帰らないといけないよね」
と、任務中であることを思いだし、街に帰る事を告げると、途端に悲しそうな表情を浮かべるグレイに、ある1つの提案をした。
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