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机とベットに本棚が置かれた質素な部屋だが、中は綺麗に片付けられていて澄みきった空気が満ちていた。
「………またあの夢か」
開口一番に自然と出てきた言葉に苦虫でも噛み潰したかのように顔をしかめながら、そのベットで寝ていた少年は体を起こし、額に手を当てた。
腰まである紫の髪に少し血の気の引いたような青白い肌。
まだあどけなさが抜けていなく、なんとも中性的な印象を与える。
少年はいつも同じ夢をみるようだ。
そのたびに疑問に思う。
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