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1年生の時から…いや、それよりも前からハーマイオニーとイオは親友と呼べるくらい仲が良かったらしい。
「…」
「黙ってないで何か言えよ!」
そっぽを向いているイオの顎を掴んで無理矢理僕のほうをむかす。
「騎士団関係以外であんたと話す事などありえない」
彼が抱えているものの大きさや辛さは僕だって良く知ってるさ!
例の…“例のあの人”に関する事は、非現実的な大きな使命だって事も僕なりに理解しているつもりだ。
そりゃ、対したことは出来ないのは現実だけど…僕だって団員の一員だ。
「ハーの事は悪かったわ。私も色々あるのよ」
サラっと乱れた髪を後ろに流し、イオは僕を振り返ることもせずに去って行った。
その日の夜には、前のようにハーマイオニーの隣にはイオの姿があった。
相変わらずハリーは彼女の前には現れないが、ハーマイオニーはイオが横にいることで安心したような顔をしている。
ハーマイオニーの事が多少安心したことで、僕はとても気になったことがある。
入学当時から、ロキとイオは僕らウィーズリーに対して壁があった気はしていた。
2人の母親と家の関係って…一体なんだ。
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