第一章

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  「じゃあ、起立」 秋野先生がそう言うと、クラス全員が立ち上がる。そして学級委員の号令で、挨拶をしながら礼をする。 挨拶が終わり、俺は椅子に座る。 遅刻はしたものの今日も無事終了した。 ん……? 遅刻……? 「あっ、ヤクザ!」 大きな声でそう叫んだ俺を、近くにいた奴らが驚いた様子で見る。突然、しかもヤクザとか言ってるし。 少々の罪悪感を覚えつつも、俺は一目散に生徒指導室へと走っていった。
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