第一章

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  体育か……運動は好きなんだが、食後のこれはきつい。 しかも今やっているのはバスケだ。試合だったら更にきつそうだな…… 「ごちそうさま。更衣室行かなきゃ」 悠斗の言葉で俺は時計を見ると、残り10分だった。 ここから更衣室まで5分はかかる。昼休みは40分あるのに…… 食べるのが遅い上に落ち着きすぎだろう。 ちなみに俺らの体育の先生は学校で1、2を争うほど怖い。 いや1位はヤクザ先生か……ってそんなこと考えている場合じゃなかった。 「……っ、行くぞ!」 そうして俺は人の少なくなった教室から走って、悠斗は歩きながら出ていった。
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