ラーメンと迷子

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「へいお待ち!」 座ってから10秒と掛からずラーメンが置かれた。 いやいや早過ぎね!?と徹は心の中でツッコんだ。 しかしそのラーメンは徹の物ではなかった。 ラーメンは徹の隣に置かれた。 そこには見た目小学校五、六年生くらいの少女が座っていた。 少女は真っ白な髪と病的に白い肌が印象的で、白いぶかぶかな服を着ていた。 外人かな?と徹は思った。 思ってその後、徹はぼーっとラーメンが出来るのを待った。 1分経ち2分経った。 しかし隣の少女はラーメンに手をつけない。 箸も持たない。
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