不審者と保護者

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時刻は18時14分 勝者が決した時刻。 敗者が決した時刻。 日が暮れていく時刻。 朱く染まった空き地に紅く染まった制服を着た勝者、徹が立っている。 勝者である徹は凛とした姿勢で あ~、マジ怖かった。 くっそ超痛ぇぞコンチクショー。 と思っていた。 徹の身体は既に全快している。 傷痕どころかかすり傷ひとつなかった。 しかし徹の全身には激痛が走っていた。 噛み付かれたため首筋は焼かれるように痛み、突き刺されたせいで内臓も痛い。 吹き飛ばされたときには全身くまなく打っているので身体中が軋むように痛いし、削がれた右頬もひりひりする。
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