不審者と保護者

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そこで徹は多少引き攣りながらも、余裕の笑みを作り不良達の方を向いた。 そして向いたところで徹が固まった。 「……うそ~ん」 不良達の集団の最後尾におかしい男がいた。 何がおかしいかといえば、サイズがおかしかった。 男は集団の最後尾にいながら、胸から上が完全に視認出来た。 尾上もデカかったがこの男の比ではない。 推定身長2m50cm マウンテンゴリラを想像させる大男がそこにいた。 帰ってくんねぇかなぁ。という徹の淡い願いは儚くも散っていきそうだった。
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