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桜とはこの街、能力者が集められた“第七大和市”に来る前からの知り合いである。
「桜ちゃんは夜の街で何してんの?
自分の身体は大事にしないとダメだよ~」
「なっ……貴様は私を馬鹿にしているのかっ!!」
顔を赤くしながら怒る桜。
面白いなぁ、これだから桜をからかうのはやめられない。とニタニタ笑う徹。
「私は街の見回りをしていたのだ!
わかったか伏見」
桜は街の警護をする“生徒会”に所属している。
能力をもった人間を一カ所に集めたこの街では喧嘩や事件が頻繁に起こる。
それらを監視し解決する学生の自警団を“生徒会”という。
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