不審者と保護者

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……の下で潰されているビニール袋を。 「何してくれてんだてめぇぇェェえェェッ!!?」 徹は尾上の肩を掴み前後に激しく振る。 その際、尾上の頭が後ろの壁にガッツンガッツンぶつかっていた。 当然ながら白目を剥いた尾上からの返事はない。 「………………」 この時、徹の肩から下りたシロが徹に抱き着いていた。 なのではたから見れば 『気絶をした男をさらに暴行する男を少女が必死に止めようとする構図』に見えないこともなかった。
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