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「坊ちゃんぼーっと何をお考えで?」
ニコニコ笑うアレイと
僕の歳の離れた妹とも…
お別れ
正直これがどんな感情かはわからない
喜びも悲しみも好奇心も入り混ざった
不思議な感情
「いや…ちょっとな…じゃあ僕がいない間この屋敷を頼む…たまにはシェリー(妹)と父と母を見に行ってくれ」
「坊ちゃん!!3年ですから!!僕待ってますから!!」
「うん」
やんわりとした笑顔を向け
床にルーン文字を組み合わせた
魔法陣を描く
「我が血筋を経て我は希う
我が身を流るる血脈よ
誇り高きオーディンの名の元に
希いたる願いを今叶えん」
ポゥッ
「さようなら坊ちゃん」
「またな…」
そうして僕は異世界へ旅だった
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