第二章

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「はいはい。次なぁ ハンターは最初5人。 誰かが自首すれば2人追加。 それで、誰が何処にいるかを白状せなかんねん。 あとは、ミッションをクリアしなければハンター追加なぁ。 文句あるだろうが黙れや?   セカイ この業界は裏切ってなんぼやろ?上に立つなら………あとはわかるな?」 パソコンが閉じられた。 「ではこのリュックを持って外に出てください。始まりは明日の9時。民家の寝床を借りて各自睡眠を取ってください」 明日……もうこんなに暗いじゃないか。 徳井は、どんな顔してんだろう…顔が見れない。 俺はドンクサイから直ぐ捕まるやろな、徳井の足引っ張らないように別行動…… 「いくで、福ちゃん」 「は!?ちょ」 無理やり腕を引っ張られた。 最近は楽屋でも話さなくなっていた。 昔のように、喫茶店に6時間なんてあり得ないし、電話すらしない。 こんな時だからって…今さら構うな それでも今は不安と恐怖に押し潰されそうだったから、反抗せずにリュックをとり徳井と共に走ろうとすると、あの冷たい恐怖に溢れた方から声がした。 「カメラマンがついて行きますので」 カメラマンはOO中のスタッフだった。いつもより無表情で冷酷そうな顔。 「…チッ…いくで」 PM10時32分
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